受け入れられないのは結果そのものではなく、期待していた答えと違ったからです。伝え方の順番を置きます。
鑑定の結果を伝えたあとで、相談者が納得しないまま同じ質問を繰り返す。別の答えを求めて何度も聞き直される。この記事では、受け入れられない場面の扱い方と伝え方の順番を整理します。
MIKATA編集部に届く占い師からの相談では、この場面について「結果を変えてほしいと言われた」という書き方が出てきます。結果の内容ではなく、相談者が置かれた状況のほうが動いていない形です。
受け入れられない場面で起きていること

結果に反発しているのではなく、期待していた答えと違ったことに反応しています。
答えを決めてから来ている
相談者は多くの場合、望む答えをすでに持って来ています。鑑定はその答えを確かめる場として使われていることがあります。
聞きたいことがずれている
表向きの質問と本当に確かめたいことが別になっている場合、正確に答えても届きません。
受け止める余力が無い
追い詰められた状態で来た人は、内容を判断する前に気持ちが動きます。受け入れる余力が残っていません。
結果を評価だと受け取る
良くない見立てを自分への評価として受け取ると、反発が出ます。
行動の余地が見えない
結果だけを伝えてできることを示さないと、受け取っても動きようがありません。
前に別の場で違う答えを得ている
他で違う内容を聞いてきている場合、比べる対象があるため納得が遠くなります。
その場で決めなければと感じている
期限が迫っている相談では、考える時間が無いまま結論を求められます。
周囲の反対と重なっている
家族や友人から反対されている相談では、鑑定の結果がその反対と同じ側に並んだときに強い反発が出ます。
繰り返し聞くこと自体が目的になる
答えを得るためではなく、不安を薄めるために聞き直している場合があります。そのときは何度答えても同じ問いが戻ります。
相談者の状態を見分ける

同じ「受け入れない」でも中身が違います。
情報が足りない場合
説明の順番や言葉が伝わっていないだけなら、言い直すことで収まります。
気持ちが追いつかない場合
内容は分かっていても受け止めきれない状態です。説明を足すより時間を置くほうが早く進みます。
| 状態 | 現れ方 | 先にすること |
|---|---|---|
| 説明が届いていない | 質問が具体的 | 言い方を変えて伝え直す |
| 気持ちが追いつかない | 同じ問いが戻る | 一度受け止めて時間を置く |
| 望む答えを求めている | 別の答えを促す | できることに話を移す |
| 決断を迫られている | 期限を繰り返す | 判断材料の整理に切り替える |
| 不安を薄めたい | 回数が多い | 回数の上限を伝える |
| 専門の支援が要る | 生活に支障が出ている | 外部の窓口を案内する |
望む答えを求めている場合
別の答えを促す言い方が続くときは、結果の話からできることの話へ移すほうが進みます。
決断を迫られている場合
期限があって考える時間が無い相談では、結果よりも判断材料の整理に切り替えるほうが役に立ちます。
支援が必要な場合
生活や体調に支障が出ている様子があるときは、鑑定の範囲を超えています。外部の相談窓口へつなぐ場面です。
伝え方の順番

何を伝えるかより、どの順で伝えるかで受け取り方が変わります。
編集部で、鑑定の進め方を書き出して比べました。結果を先に伝えた流れと、何を知りたいかを先に確かめた流れを並べると、聞き直しが起きにくかったのは確かめてから伝えた側でした。
鑑定を伝えるときの順番
- 何を知りたいのかを先に確かめる
- どんな答えを想定しているかを聞いておく
- 見立てを伝える前に、範囲と限界を一言置く
- 見立てを伝える
- そのうえでできることを二つ以内で示す
- 受け入れられない反応が出たら、否定せず一度受け止める
先に知りたいことを確かめる
何を確かめに来たのかを先に聞くと、答える対象がはっきりします。ずれたまま答える場面が減ります。
範囲と限界を先に置く
何が分かって何が分からないかを先に伝えておくと、結果への期待が現実的になります。
できることを添える
見立てだけで終えず、今できることを二つ以内で示します。多いと選べなくなります。
反応が出たら一度受け止める
違うと言われたときに説明を重ねると、押し合いになります。そう感じるのですね、と一度置くほうが進みます。
言葉を選び直す
同じ内容でも、決まった形として伝えるのか今の流れとして伝えるのかで受け取り方が変わります。後者のほうが動く余地が残ります。
答えを変えない
受け入れられないからといって見立てを変えると、相談者は次も変えられると受け取ります。内容は変えず言い方を変えます。
繰り返しへの対応を決めておく

その都度判断せず、先に決めておきます。
▼ 鑑定前後のチェック
- □ 知りたいことを先に確かめた
- □ 範囲と限界を伝えた
- □ できることを二つ以内で示した
- □ 同じ質問の回数を数えている
- □ 回数の上限をあらかじめ伝えてある
- □ 外部の窓口を案内する基準を決めてある
同じ問いの回数を決める
同じ内容を何度まで扱うかを先に決めておくと、その場で断る形になりません。
案内文に書いておく
申し込みの案内に扱う範囲と回数を書いておくと、始まる前に共有できます。
記録を残す
いつ何を伝えたかを残しておくと、繰り返しが起きたときに事実で確かめられます。
扱える範囲を短く書く
何を見て何を見ないかを短い文で書いておくと、説明のたびに言い方が変わりません。
終わり方を用意しておく
時間で区切る、次回の日を決める。終え方を先に持っておくと、話が延び続けません。
かえって難しくなる対応

その場を収めようとして後で困る形があります。
望む答えに寄せる
納得してもらうために内容を寄せると、次の鑑定でも同じことを求められます。
説明を長くする
受け入れられないときに説明を足すほど、相手は説得されていると感じます。
時間を延ばして対応する
その場で延長すると、次回以降も同じ長さが前提になります。
連絡先を個別に渡す
心配して個人の連絡先を渡すと、時間を問わない相談が続くことがあります。窓口は一つにまとめておきます。
断定して押し切る
強く言い切るとその場は収まりますが、外れたときに信頼が大きく動きます。
相談者の選択を否定する
その考えは違います、と正面から言うと、相談者は自分ごと否定されたと受け取ります。選択は残したまま材料だけ足します。
自分の対応を責め続ける
受け入れられない場面は技術だけの問題ではありません。毎回振り返るより、手順を直して次に回すほうが進みます。
範囲を超える相談への向き合い方
鑑定で扱えない相談が持ち込まれることがあります。
生活や体調に支障が出ているとき
眠れない、働けない、強い落ち込みが続いている。そうした話が出たときは、鑑定で抱えず、医療機関や自治体の相談窓口を案内してください。
案内の言い方を用意しておく
突然伝えると突き放された形になります。「あわせて相談できる場所がある」という並べる言い方を用意しておきます。
扱わない相談を決めておく
受けない種類の相談を先に決めて書いておくと、その場で判断せずに済みます。
自分の相談先も持っておく
重い相談を受け続けると消耗します。同業の場や利害のない相手に話せる場所を持っておいてください。
個人で続ける人の集客と運営を、無理のない形でお届けしています。
よくある質問(FAQ)
Q1. 相談者が結果を受け入れないのはなぜですか。
A. 結果そのものより、期待していた答えと違ったことに反応している場合が多いところです。多くの相談者は望む答えを持って来ていて、鑑定をその確認の場として使っています。
Q2. 納得してもらえないとき、見立てを変えるべきですか。
A. 内容は変えないほうが続きます。受け入れられないからと変えると、次も変えられると受け取られます。変えるのは言い方と順番です。
Q3. 同じ質問を何度も聞かれます。
A. 答えを得るためではなく不安を薄めるために聞き直している場合があります。同じ内容を何度まで扱うかを先に決め、申し込みの案内に書いておくと、その場で断る形になりません。
Q4. 鑑定で扱えない相談が来たときはどうすればいいですか。
A. 生活や体調に支障が出ている様子があるときは範囲を超えています。突き放す形にならないよう、あわせて相談できる場所として医療機関や自治体の窓口を案内してください。
監修:MIKATA編集部
※本記事は情報提供を目的としたもので、診断・治療を行うものではありません。心身の不調が続く場合は、医療機関や専門家にご相談ください。
