比べて落ち込むのは向いていないからではなく、比べられない相手と比べているためです。見るのは同業ではなく、自分の記録です。
うまくいっている人の投稿を見て、自分の進みの遅さに落ち込む。この形は、見る対象を変えると止められます。
MIKATA編集部が個人で活動する方の相談を整理すると、落ち込む直前に見ていたのは、ほぼ同業の発信でした。しかも見えているのは成果の部分だけで、件数も期間も経費も分かりません。条件が分からない相手と比べているため、何度見ても差が埋まりません。
比べられないものを分ける
| 見えているもの | 見えていないもの |
|---|---|
| 成果の投稿 | 止まっていた期間 |
| 満席の告知 | 空いていた月 |
| 高い単価 | 経費と稼働時間 |
| 続いている継続 | 離れた件数 |
| 活動年数 | 他の収入があるかどうか |
差を埋めようとするほど、自分の条件から離れた判断になります。
結果として、無理な値付けや稼働につながります。
自分の条件で決めてください。
他人の数字は、根拠になりません。
条件が違うためです。
参考にするなら、進め方だけにしてください。
そこは、取り入れられます。
数字は、そのまま使えません。
条件が分からないためです。
同じ形にしても、同じ結果にはなりません。
右の列が分からない限り、比べても意味がありません。条件が違うものを並べているだけです。
同じ土俵に見えて、まったく違います。
見えている情報が、少なすぎます。
判断に必要な材料が揃っていません。
揃わないものは、比べられません。
そこを認めると、楽になります。
比べられないものは、置いておけます。
扱えるものだけに絞ってください。
そのほうが、実際に前へ進みます。
動かせるものに時間を使ってください。
そこにしか、変えられる部分はありません。
同業は競合ではない
相談する側は、数十人を並べて比較していません。自分の状況に当てはまるかで選びます。誰かが選ばれたからといって、こちらの機会が減るわけではありません。
同じ分野に人が増えても、困っている人の数が減るわけではありません。取り合いだと考えると、見るたびに消耗します。
実際には、届く相手が違うだけです。
扱う場面が違えば、来る人も違います。
奪い合いにはなりません。
届く相手が違うためです。
同じ分野でも、扱う場面が違います。
そこを絞るほど、重なりません。
競合は、思っているより少ない。
重なる部分だけを見ています。
扱う場面まで同じ相手は、多くありません。
成果だけが投稿される
止まっていた期間や、離れた件数は誰も投稿しません。自分だけが苦戦しているように見えますが、見えていないだけです。
誰にでも、止まる時期はあります。
投稿されないだけです。
見えない部分のほうが、はるかに多い。
見えている部分だけで判断しないでください。
投稿は、選ばれた一部です。
全体ではありません。
そこを忘れると、差だけが見えます。

見る対象を自分の記録に変える
発信されるのは、うまくいった話が中心です。止まっている時期や、離れた件数は投稿されません。つまり、他人の良い部分と自分の全部を比べている状態になります。同じ条件で並べていません。
- 3か月前と、いまの件数を並べる
- 扱えるようになった内容を書き出す
- 続けて来ている人の数を数える
- 言われた言葉を読み返す
- この4つだけを見る
1番目で十分に変化が見えます。他人との差ではなく、自分の前後で比べてください。
それなら、条件が揃っています。
同じ人の、同じ活動の推移だからです。
比べる意味があるのは、そこだけです。
そこには、条件のずれがありません。
正確に見られる唯一の対象です。
記録がないと比べられない
数字が残っていないと、印象だけで判断することになります。月ごとに件数を1行残すだけで、見る対象を持てます。
数字は記憶より正確
印象で判断すると、うまくいかなかった月だけが残ります。記録があれば、実際の推移が確認できます。
1行のメモで足ります。
月末に件数を残すだけです。
5分で終わります。
それだけで、見る対象が持てます。
見る時間を減らす
▼ 落ち込みを減らす習慣
- □ 朝いちばんに同業の発信を見ない
- □ 見る時間を決める(週1など)
- □ 落ち込みやすい相手はミュートする
- □ 見たあと、自分の記録を開く
- □ 夜に見る時間を減らす
4番目が効きます。他人の投稿を見たあとに自分の記録を開くと、実際に進んでいる部分が確認できます。
落ち込みが長引きません。
事実に戻れるためです。
印象から離れられます。
完全に見ないようにする必要はありません。見たあとに戻る場所を用意しておけば足ります。
完全に遮断すると、参考になる情報も入らなくなります。
見る時間だけ決めてください。
週1回で十分です。
毎日見ると、振り回されます。

それでも比べたいとき
▼ 比べるなら条件を揃える
- 活動年数が近い相手を選ぶ
- 扱う範囲が近い相手を選ぶ
- 形式(オンライン/対面)が同じ相手を選ぶ
- 分からない条件は、比較の対象から外す
- 参考にするのは、書き方や進め方だけにする
5番目までにとどめてください。件数や単価は条件が分からないため、比べても判断材料になりません。
書き方や進め方なら、自分の運用に取り入れられます。
そこだけを見る形にしてください。
件数や単価は、比較の対象から外します。
集客や発信の整え方についてLINEで配信しています。
落ち込みが続く場合
見る対象を変えても止まらないなら、別の要因があります。
- 収入の不安が背景にある
- 件数が実際に減っている
- 扱う範囲が決まっていない
- 休みが取れていない
- 疲れが取れない状態が続いている
1〜3番目は、比較ではなく運営の課題です。数字を出して、直せる部分を探してください。
比較では、直せる場所が見つかりません。
自分の数字にしか、手がかりはありません。
4・5番目が続いている場合は、先に休む形を作ってください。疲れているときほど、他人が大きく見えます。
疲れは、判断まで歪めます。
先に休む時間を確保してください。

こういう状態のときは相談先が違う
次の場合は、扱う場所が変わります。
- 眠れない・食べられない状態が続いている
- 何をしても気力が湧かない
- 収入の不安で眠れない日が続いている
- 仕事を続ける気力がなくなっている
2週間以上続いているなら、医療機関を検討してください。比較の問題として扱う範囲を超えています。
出典:厚生労働省「こころの耳」
MIKATAでは、相談を受ける方の掲載を扱っています。同じ立場の人と話せる場を持っておくと、見えていない部分も共有できます。
比べて落ち込んでいるなら、3か月前の記録を開いてください。見る対象を変えるだけで、止まります。
材料は、手元にあります。
他人の投稿を見る時間を、自分の記録を見る時間に置き換えてください。同じ数分でも、残るものがまったく違います。
落ち込みは、判断力を下げます。そこを減らすことが、実務としても効いてきます。
落ち込んでいる時期に決めた値付けや条件は、あとで見直すことになります。先に落ち着かせるほうが、判断も安定します。
比較をやめるのは、逃げではありません。判断の精度を保つための、実務的な対応です。
見る対象を1つ変えるだけで、同じ状況でも受け取り方が変わります。費用も準備も要りません。
今日から変えられます。同業の発信を閉じて、自分の3か月分を開いてください。
そこに、進んだ部分が残っています。見えていなかっただけです。
他人を見ている時間が長いほど、自分の進みは見えなくなります。
時間の配分を、先に決めておいてください。
見る時間より、記録を見る時間を多くしてください。


よくある質問(FAQ)
Q1. 同業と比べて落ち込みます。
A. 見えているのは成果の部分だけで、件数も経費も分かりません。条件が違うものを並べているため、何度見ても差は埋まりません。
Q2. 何を見ればいいですか?
A. 3か月前と、いまの件数を並べてください。他人との差ではなく、自分の前後で比べます。
Q3. 同業を見ないほうがいいですか?
A. 完全に見ないようにする必要はありません。見たあとに自分の記録を開く習慣をつけてください。
Q4. 落ち込みが止まりません。
A. 収入の不安や、実際の件数減が背景にある場合は運営の課題です。疲れが取れない状態が2週間以上続いているなら、医療機関を検討してください。
監修:MIKATA編集部
※本記事は情報提供を目的としたもので、診断・治療を行うものではありません。心身の不調が続く場合は、医療機関や専門家にご相談ください。
