口コミは待って増えるものではなく、頼むタイミングと頻度を決めて依頼するものです。頼み方を整理します。
満足してもらえた実感はあるのに、口コミは増えない。個人サロンでは、口コミが新規の判断材料になるため、数が少ないままだと選ばれにくくなります。この記事では、頼むタイミングと頻度、断られにくい言い方、書いてもらいやすくする手順を整理します。
口コミが増えない理由

満足度と口コミの数は比例しません。書く行為には手間がかかるため、満足しているだけでは動きません。
頼まれていない
良かったと思っていても、書いてほしいと言われていなければ書く理由がありません。口コミが少ない最大の原因は、頼んでいないことです。
書く場所と方法が分からない
頼まれても、どこに書けばよいのか、どうやってたどり着くのかが分からないとその場で止まります。帰ってから探す人はほとんどいません。
何を書けばよいか分からない
長い文章を書かなければいけないと思うと、後回しになります。分量の目安と、書く内容の例があるだけで負担は下がります。一言でよいと分かれば、その場で書ける人は増えます。
MIKATA編集部でサロン向けの発信を読み比べたところ、口コミを増やす方法として共通して挙げられていたのは「頼むこと」と「手間をなくすこと」の二つでした。自然に集まるのを待つ形を勧めている例はほとんどありません。満足度が高くても、頼まれなければ書く動機は生まれないという前提です。
頼むタイミングを四つに分ける
同じ依頼でも、出す時点によって引き受けられる確率が変わります。
| タイミング | 状態 | 向き不向き |
|---|---|---|
| 施術直後 | 満足度が最も高い | その場で書いてもらうなら最適 |
| 会計時 | 落ち着いて聞ける | 口頭で頼むのに向く |
| 数日後の連絡 | 効果を実感した頃 | 文字で頼むのに向く |
| 次回来店時 | 継続の意思がある | 断られにくい |
施術直後が最も引き受けられやすい
体の状態が変わった直後は、その実感が最も強く残っています。この時点で頼むと、書く内容も具体的になります。
会計時は口頭で頼みやすい
施術台の上では、相手は体勢が自由になりません。会計の場面なら向かい合って話せるため、口頭で頼むには適しています。この場で読み取れる形を出せると、そのまま書いてもらえます。
次回来店時は断られにくい
二回目以降に来ている時点で、満足しているという情報があります。初回で頼んで書いてもらえなかった相手にも、次回であれば改めて頼める場合があります。ただし三回目以降は繰り返さないでください。
数日後は効果の話が書ける
施術の翌日から数日は、続いているかどうかが分かる時期です。この時期に文字で頼むと、その後の変化まで含めた内容になります。ただし返信は直後より落ちます。
頼み方の型

言い方を決めておくと、毎回迷わずに出せます。
- 満足してもらえたかを先に確認する
- 書いてほしい旨を、理由を添えて伝える
- 分量の目安を示す(一言でも構いません)
- 書く場所への行き方をその場で示す
- 断られたら、それ以上頼まない
理由を添えると通りやすい
「励みになります」「同じ悩みの方が探すときの手がかりになります」。頼む理由が添えられていると、相手は自分の行動に意味を感じられます。
満足度を先に確認する
いきなり頼むより、「本日の仕上がりはいかがでしたか」と先に確認するほうが自然に進みます。満足していない相手に頼むことも防げますし、満足していた場合はそのままの流れで依頼に移れます。
分量の目安を先に示す
「一言でも構いません」と伝えるだけで、書く負担の見積もりが下がります。長く書いてもらう必要はなく、件数が増えることのほうが効きます。
編集部で依頼の出し方を見てきた実感として、断られる依頼には共通点があります。何をどこまでやればよいのかが相手に見えていないことです。口コミも同じで、「何行くらいで、どこに、どうやって書くのか」が分かれば、引き受けてもらえる確率は上がります。
手間をなくす仕組み

頼んだあとに手間が残っていると、そこで止まります。たどり着くまでの手数を減らしてください。
▼ 手間を減らすための確認項目
- □ 書く場所への行き方を、その場で示せる
- □ 二次元コードを用意している
- □ 会計の場所か、施術後に見える位置に置いている
- □ 後日の連絡にも同じ経路を入れている
- □ 書く内容の例を用意している
- □ 書き終わったあとに礼を伝える手順がある
その場で開ける形にする
帰ってから探す形にすると、ほとんどの人は書きません。その場で読み取れる形を用意し、会計の場所か施術後に目に入る位置に置いてください。
経路を一つに絞る
複数の場所に書いてもらおうとすると、どこに書けばよいか分からなくなります。新規が最も見る場所を一つ決めて、そこだけに集めてください。分散すると、どの場所も件数が伸びません。
内容の例を一つ用意する
何を書けばよいか分からない人のために、短い例を一つ添えておくと書き始めやすくなります。指定するのではなく、参考として置く形にしてください。
頻度と断られたときの扱い

繰り返し頼むと、関係のほうが損なわれます。回数を先に決めておいてください。
頻度を決めるときの順番
- 一回の来店につき、依頼は一度までとする
- 同じ人に繰り返し頼まない
- 断られたら、その相手には二度と頼まない
- 書いてもらえたら、次の来店時に礼を伝える
複数の手段で重ねて頼まない
その場で頼み、後日また連絡し、次の来店でも頼む。これを重ねると、押しつけられていると受け取られます。一回の来店につき一度までにしてください。
書いてもらえたら次回に礼を伝える
書いてもらったことに次の来店で触れると、読んでいることが伝わります。その一言があると、二度目を書いてもらえることもあります。改めて頼む必要はなく、礼を伝えるだけで十分です。
断られてもそのまま続けてもらう
書きたくない人はいます。断られたことを気にした態度を見せると、次の来店が気まずくなります。「ありがとうございます」と受けて、そのまま通常の対応に戻ってください。断った相手が来なくなるほうが、損失としては大きくなります。
集まったあとの扱い

書いてもらったあとの対応も、次の口コミにつながります。
返信を書く
書いてくれた内容に短く返すと、読んでいることが伝わります。返信のある店は、これから書こうとする人にとっても反応が返ってくる場所として見えます。
返信は短くてよい
長い返信を全件に書こうとすると続きません。二行か三行で、内容に触れて礼を伝える形で十分です。同じ文面の使い回しは避け、書かれた内容の一点にだけ触れてください。
良くない内容にも同じ形で返す
厳しい内容が書かれることもあります。反論せず、指摘された点と、どう対応するかを短く返してください。見ているのは書いた本人だけでなく、これから選ぶ人です。
件数が増えるまで時間はかかる
頼み方を変えても、すぐに数が増えるわけではありません。一回の来店につき一度、全員に頼む形を三か月続けたときの件数で判断してください。一週間で結果を見ると、頼み方そのものを変えたくなります。
依頼の見返りを用意しない
割引や物と引き換えに書いてもらう形は、掲載している場所の決まりに反する場合があります。確認せずに始めると、掲載そのものが止まることがあります。見返りではなく、頼み方と手間の削減で増やしてください。
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よくある質問(FAQ)
Q1. 口コミはいつ頼むのが効果的ですか。
A. その場で書いてもらうなら施術直後が最も引き受けられやすく、内容も具体的になります。文字で頼む場合は、効果を実感した数日後が向きます。
Q2. どのくらいの頻度で頼んでよいですか。
A. 一回の来店につき一度までが目安です。その場で頼み、後日も連絡し、次回も頼むという形を重ねると、押しつけられていると受け取られます。
Q3. 頼んでも書いてもらえません。
A. 書く場所へのたどり着き方が分からない可能性があります。その場で読み取れる形を用意し、会計の場所か施術後に目に入る位置に置いてください。分量は一言でよいと伝えるのも有効です。
Q4. 割引と引き換えに書いてもらってもよいですか。
A. 掲載している場所の決まりに反する場合があり、掲載そのものが止まることがあります。見返りではなく、頼み方と手間の削減で増やしてください。
監修:MIKATA編集部
※本記事は情報提供を目的としたもので、診断・治療を行うものではありません。心身の不調が続く場合は、医療機関や専門家にご相談ください。
